
ステンレス鋼
(1)この材質にめっきするときに必要な処理
ニッケルストライク処理
(2)処理を必要とする理由
クロムまたはクロムとニッケルの合金鋼で、一般的にクロムを11%以上含む鉄鋼をステンレス鋼といいます。ステンレス鋼に含まれているニッケルおよびクロムは通常強固な酸化被膜に覆われており、耐食性を向上させています。しかしながら、めっき処理においてこの強固な酸化被膜は逆にめっき析出を阻害する要因となり、めっき未着やめっき剥がれの要因となります。
そこで、この強固な酸化被膜を除去する工程としてめっき前に特殊なニッケルめっき液によるニッケルストライク処理が必須です。
(3)処理の説明
ニッケルストライク処理
ステンレス鋼の強固な酸化被膜を除去し、かつ良好なめっき密着性を得るための処理方法です。素材に付着した油分を取り除いた後、濃度の高い塩酸にて表面の強固な酸化被膜を除去したのち、ニッケルストライク処理を行い、素材表面をニッケルで覆うことによって酸化被膜の再生を防ぎ、良好な密着性を得る工程です。
→ニッケルストライク浴
(4)その他
ステンレスの種類によっては、ベーキング処理が必要になるものもあります(特にSUS400シリーズ)
発注の際は、必ず材質であるステンレスの品番をご連絡いただきますようお願いいたします。



