めっき加工・表面処理

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電気めっき

亜鉛めっき

亜鉛めっき
亜鉛めっきは鉄鋼素材の防食・防錆に極めて効果的なめっき方法です。一般的に錆びやすい欠点を持つ鉄鋼素材の性能向上・長寿命化を図って用いられています。また、亜鉛めっき後にクロメート処理を施すことで相乗効果により長期にわたり素地の腐食を防ぐことができます。

特性・特徴

大気中では優れた耐食性をもつが、水分に対しては鉄よりさびやすい性質があります。亜鉛は自ら溶解し水酸化亜鉛(=白錆)となりますが、その間は鉄の腐食を防いでいます。そのため、通常、後処理としてクロメート処理がなされ、さらに亜鉛の腐食を防ぐことで、耐食性を向上させています。

加工仕様・処理条件

クロメート種類:
①ユニクロ(光沢クロメート)
②3価クロム化成処理(3価クロメートクリア)
③有色(黄色)クロメート(注:皮膜中に6価クロムを含有)
④黒色3価クロム化成処理(黒3価クロメート)

<3価クロム化成処理とは>
3価クロム化成処理は、有害な6価クロムを含有せずに従来のクロメート処理と同等以上の耐食性が得られます。また、従来のクロメート処理の欠点であった加熱時の耐食性の低下が抑制されます。
なお、弊社の黒色3価クロム化成はツヤのある外観で装飾性にも優れ、大変好評をいただいております。



 

おすすめの素材

鉄鋼全般
焼き入れ品、鋳物:事前に要相談
不向き:SUS、非鉄全般

主な用途

自動車外装部品、電子部品筐体、機械部品、建材部品

注意点・その他

前加工における強固な油汚れやサビがあるものや黒皮・スケール皮膜が厚いものを処理する場合は予備酸洗が必要な場合があります。
水素脆性を心配させる部品に適用する場合、事前に相談ください。
必要に応じてベーキング(脱水素)処理を検討します。
めっき後に曲げ加工等行う場合はめっき割れが生じる場合があるので注意願います。
めっき後に接着、塗装を行う場合は、接着剤や塗料との相性があるため事前に相談ください。

Q&A

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