めっき加工・表面処理

LINE UP

無電解めっき

無電解ニッケルめっき(ニッケルーリン合金めっき)

無電解ニッケルめっき(ニッケルーリン合金めっき)
無電解ニッケルめっきは電気を用いず、高温の薬液に浸漬するだけで化学反応により皮膜が生成します。そのため電気ニッケルめっきと異なり、どんな複雑形状品でも均一にめっきがつきます。寸法公差の厳しい製品に対して有効なめっき加工です。皮膜中に鉛を含まず、寸法精度が重要な精密部品、大型の製造装置等にお勧めいたします。

●2009年4月稼働 大型無電解ニッケルめっき工場(第8工場 第1棟)処理槽容量20000L
●2011年6月稼働 超大型無電解ニッケルめっき工場(第8工場 第2棟)国内最大級 処理槽容量40000L

超大型無電解ニッケルめっきについて→

特性・特徴

【均一電着性】複雑形状でも全面つきまわり可。精度は所定膜厚の±10%以内。
【耐食性】電気ニッケルより優れる
【耐磨耗性】クロムめっきに次いで良好
【耐薬品性】他のめっきと比べて塩素系環境に強い
【はんだ付け性】電気ニッケルより劣る
【磁気特性】非磁性(めっき後に300℃以上の熱処理により磁性に変化する)

加工仕様・処理条件

【加工仕様】
◎皮膜組成:Ni:87~92%、P:8~13%
◎融点:890℃(P:9%の場合)
◎比重:7.8
◎硬度:500~600Hv(析出状態)、800~1200Hv(熱処理)
※変色抑制仕様の熱処理にも対応可能です。

 

【加工処理条件】
◎処理槽有効寸法:3,800 mm×2,300 mm×2,500 mmまで
◎重量:9.5tまで
◎めっき厚さ:30μmまで(30μm以上の場合はご相談ください)
◎素地状態:油汚れやスケールのひどいものは事前に除去願います。

おすすめの素材

【微小・小型・中型】鉄鋼、銅材、アルミ材、プラスチック、セラミック等(ただし量産対応は鉄鋼、銅、アルミ材のみ。それ以外の材質をご希望の際は事前にご相談ください)
【大型・超大型】種鉄鋼(SS、SC等)、鋳鉄(FC、FCD)

主な用途

寸法精度が重要な精密部品、クリーンルームにおける製造装置などにお勧めいたします。

注意点・その他

難めっき材質(スーパーインバー、42アロイ)の実績もあります。別途ご相談ください。
防錆処理、ベーキングが必要であればお問い合わせください。
大型、超大型品のご発注の際は、ご発注時に図面のご提供をお願いします。クレーンで吊るためフックボルトが必要となるため、ボルトを取り付けるためのタップ加工をお願いする場合があります。(その箇所にめっきは析出しません)

Q&A

CONTACT

お問い合わせ

お見積り、試作、ご相談など、お気軽にお問い合わせください。

PAGE
TOP