銅めっきとは、工業用途としては浸炭防止用めっきや優れた電気伝導性を利用した導電部材やプリント配線板などへのめっきや、適度な強度と延展性に富む性質を生かした各種装飾めっきなど様々な用途で使用されます。また、素材との密着性に優れた性質を利用したニッケル-装飾クロムめっき等の下地めっきとしても重要な役割を果たし、幅広い分野・用途で活躍する「影の主役」的めっき皮膜です。
2022年12月に浸炭防止・窒化防止用銅めっき分野でNadcap認証(航空宇宙産業における特殊工程作業に対する国際的な認証制度)を習得しました。今後は航空機分野への参入に力を入れていきます。
めっき加工・表面処理
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銅めっき
特性・特徴
【防炭・防窒性】表面焼入(浸炭処理、窒化処理)におけるガスの侵入を防ぎ、材料硬化が起こりません。
【電気伝導性】銀に次いで優れています(伝導率:64.5×10⁶S/m)
【密着性】めっき難素材と仕上げめっき皮膜の中間層として密着性を向上させる役割があります。
【電気伝導性】銀に次いで優れています(伝導率:64.5×10⁶S/m)
【密着性】めっき難素材と仕上げめっき皮膜の中間層として密着性を向上させる役割があります。
加工仕様・処理条件
◎有効寸法:300×500×700㎜
◎めっき厚さ:5㎛以上(仕上げ銅めっきの場合)
◎めっき厚さ:5㎛以上(仕上げ銅めっきの場合)
おすすめの素材
鉄鋼、銅合金、アルミニウム
主な用途
・装飾器具
・歯車、摺動部品
・電装部品
・歯車、摺動部品
・電装部品
注意点・その他
銅めっきはとても変色しやすいめっきです。めっき後に変色防止剤の処理を行いますが、変色防止剤も一時的な効果しかなく、長期的な効果は期待できません。