高校で野球部に在籍しており、部活動の指導に来てくださっていた人がユニゾーンに勤めていて、そのつながりでこの会社のことを知りました。普通科だったので、工学系の勉強をしたわけではありませんでしたが、声をかけてもらって工場見学に参加し、めっきに興味を持ったことがきっかけです。

無電解ニッケルめっきの中型ラインを担当しています。第8工場には、中型ライン、大型ライン、超大型ラインがあり、その中では一番小さいラインになります。キャリア（運搬装置）を使ってラインを操作しているので、処理前の準備として製品をハンガーにかけていきます。処理が完了したら、製品を乾燥させますが、止まり穴に液が溜まっている時はエアダスターガンを使って液を除去します。最後に製品を拭き上げて、箱詰めまで行います。

自分が携わった製品を普段の生活で直接目にすることはあまりないのですが、自動車部品など、めっき製品は日常の様々なところで使われています。めっきを施すことで、それぞれの製品が要求する特性を満たすことができ、ものづくりを支える重要な工程に携われていることにやりがいを感じます。

入社した時は知識ゼロの状態でしたが、3年間仕事をして、めっきのことが徐々にわかり始めてきたかな、という実感があります。
今後は、めっき技術検定2級の取得を目指すとともに、クレーンの免許など取得可能な資格をできるだけ取り、幅広い分野で活躍できるような人間になりたいです。